デンマーク家具の巨匠 H・J・ウェグナー
IKEYAの日本進出によって、すっかり北欧家具=スウェーデンなかんじかもしれませんが、北欧家具、特にアンティークなら、やっぱりデンマークははずせませんね。
チークのアンティーク家具は憧れです。
で、デンマーク家具と言えば、まずは「椅子の巨匠」ハンス・J・ウェグナーでしょう。
デザイン性とお手頃の価格が魅力のYチェアのデザイナーとして日本でも有名ですね。
4年ほど前になりますが、下記の展示会に行ったことがあります。
●武蔵野美術大学近代椅子コレクション
名作椅子130脚に座る -椅子デザインの系譜と座り心地-
この展示会のすばらしいところは、展示している名作椅子130脚すべて実際に座れることでした。
私は嬉々として、すべて座りまくりましたよ(笑)
その座り心地の結果をアンケートとして主催者側に提出するのですが、
私の130脚中のベスト1は、
でした。
ケネディー大統領とニクソンがテレビ討論会時に使った椅子として有名です。
さすがに、座り心地は抜群でした。
『ザ・チェア』なんてすごい名前がついてるのも伊達でないですねー。
デザインもよいですし、恐るべし、ウェグナー。
そして、この展示会の感想としては、やはりイスは座ってみないとわからないんだなーということ。
見た目(予想)の座り心地と実際のそれはけっこう違っていましたね。
私の座り心地のよかったイス・ベスト3は上記の『ザ・チェア』と下記の2つでした。
・『リボンチェア』 ピエール・ポーラン
・『ニーチェア X』 新居猛
とくに、ニーチェアの見た目と座り心地のギャップは衝撃的でさえありました。
じつは、このイス、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションとして保存されているらしいのです。
日本人デザイナーなのに、知りませんでしたよー。