« お泊まり会@IKEYA 2012 | | IKEYA HOME | | もしツア・新三郷ショッピングツアー »

IKEA、ジャパニーズスタイル「3LDK」を攻略せよ

12月6日放送の、テレビ東京系「ガイアの夜明け」では、『ニッポン市場を掘り起こせ!~外資系チェーンが仕掛ける次の一手~』と題して、イケアと、2009年に撤退も今年年内に再上陸するというハンバーガーショップWendy'sを特集♪

なかなか面白かったので、イケア部分の簡単レビューを。

ご存じ、世界最大の北欧家具チェーン「IKEA」。
船橋店の屋上にある、イケア・ジャパン本社の会議室にTVカメラが潜入すると、スウェーデン本社からやってきた役員へ日本の現状が報告されていました。

その内容は。。。2006年の船橋店オープン以来、順調に客足を伸ばしているものの、イケア全体のグローバル売上高で比較すると、日本の売り上げはたったの数パーセント(><)

たしかに(レジに列をなす)お客さんにインタビューしてみると、購入した品はみんな雑貨ばかりで、肝心の家具は極わずか。
イケアジャパン・パルムクイスト社長は、

社長:イケアの家具を使おうとするとき、日本のお客は不安に思うのかもしれない。自分の家には大きいのではないか? そもそもドアから入らないのではないか? そうした不安を一つ一つ取り除く必要があります。

こうした課題に取り組むことになったのが、インテリアデザイナーの竹川倫恵子さん。。。

7月下旬の京都・東寺、境内に運び込まれるタタミ3畳分の箱と家具。現場で陣頭指揮をとる竹川さん。
境内に配置された箱の中に、スウェーデンからやってきたインテリアデザイナーたちが家具をレイアウトしてゆきます。
そして、出来上がったのが境内に12個配置された"3畳ショールーム"。

gaia_ikea.jpg

イケアの家具が日本の狭い家にも合うことを証明したい、そのためあえて3畳のショールームに挑戦したのだとか。もっとも、日本らしい古都・京都で。
結果、このイベントは観光客にも大好評。手応えを感じる竹川さん。社長も登場。

社長:日本だけでなく、世界中の大都市で住空間は狭くなる一方です。いま、私たちがやろうとしている日本での取り組みが世界中のイケアの先駆けになる。

つづいて、竹川さんは実際のお客さんのおうちを実地調査。そこで明らかになったのはやはり。。。「大きい家具には圧迫感があるという固定概念」。

そこで、前回成功した、例の"3畳ショールーム"方式をとることに。
そう、日本で最もスタンダードな間取である「3LDK」を丸ごとショールームにするということw

竹川:(家の中での)大きさを見て、そうでもないねと感じると、すごくすんなり納得してもらえることが多いと思うので。

世界共通の店づくりに反した日本のオリジナル戦略、ショールーム内に"3LDK68平米4人家族の家を造る"。果たして、その結果はいかに?

11月25日、"3LDKショールーム"がオープン。
お客さんの反応も上々♪ ショールームで使われていた家具がさっそく売れていきます。。。

竹川:お客さまに合わせて新しい表現をしていくことを前向きに捉えられたので。世界的にもより細かくお客のニーズに応えることができたらいいなと思います。

京都の3畳ショールーム、実地調査(の募集)、3LDKショールーム。。。

やはりこんな背景があったんですねー、薄々気づいてましたけどw
個人的には大きさもさることながら、組立易さをもう少し改善してほしいですね。
ビスとビス穴が合わなかったりとか、一度組立に苦労すると二度と買いたくなくなるんですよねー。

それはさておき、3LDKを丸々造れるなんて大資本の強みですよね~(^^

コメントを投稿

Menu

Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。
気が向くとIKEYA港北へでかける(笑)

Trackbacks

Link